美しい人




















胸が痛くなるほどの美しさ






























彼はゆっくりと手を伸ばす、広げた手の平に雪を受けようと。










彼は驚く、その雪の冷たさに。




















彼は口を開ける、雪に触れようと。










彼は笑う、雪にはしゃぐいたずらっ子のように。




















彼は言う、雪はこんなにも綺麗なのだな・・・










彼は俺の手を掴む、雪で冷えた手を暖めようと。




















雪を纏った銀色の林も、

雪を被った銀色の大地も、

雪を靡く銀色の風も、

雪を埋めた銀色の空も、



そのどれよりも美しい人。




















・・・・・・・・・そうして、彼は目を伏せる、消えていく雪のはかなさに。




















戻る















雪がキライな人が若干名いるみたいなので、なんとなく書いてみました(笑)。
・・・それだけ(笑)。おやすみなさいー。

管理人@がとーらぶ(2001.01.31)











Copyright (C) 1999-2002 Gatolove all rights reserved.