ファイル-K










「………暑いな。」
 宇宙世紀0084年十月のオークリーは、想像していたよりずいぶんと暑かった。



 私の信条として、こういう旅では、目的の場所に着くまで街を散策することにしている。そこまでの距離によって、自分の足で歩くこともあればエレカをゆっくりと走らせる時もある。そうするといざという場合の対応に役に立ったり、街の雰囲気を感じること自体が、この先の手段の一部となることもある。第一印象は、えらく寂れた街だな・・・であった。基地の門前町といえば、兵士向けの安っぽいレストランやバーが並び、車屋や映画館なども多い。それに軍放出品の店も。だが街の中心部でも、役場と小さなドラッグストアが目に付く程度だった。バーらしき看板も見えたが、この時間では開いてない。汽車から降りてきた保安官が初めて見た街には人気がなく、赤く乾いた大地を風が通って埃を舞い上げる・・・・・・・・・。むかしの西部劇で見たような記憶に重なる。



 私は、流れ出た汗の代わりに水分を補給しようと、ドラッグストアに入った。一目で街の人間ではないとわかる私を見て、腹の出っ張った中年の店主らしき男が、少し胡散臭そうに一瞥する。私はおきまりのソーダ水を頼み、カウンターに肘をつき、五つしかない椅子には座らず、立ったままコップの中ほどまで一気に飲んだ。

「ここは・・・静かな街だね。」
「人があんまりいねーからな。」
 さりげなく話してみる。薄汚れた紺のネルのシャツが、太った身体に暑そうだった。実際、男は首元に汗を垂らしていた。そんなに暑いなら、Tシャツ姿にでもなればよかろうに。

「基地の連中は来ないのかい?」
「あいつらが騒げるのは、ペイデーぐらいのもんさ。」
 意外と気さくに男が答える。



 コロニーが落ちた地が、その後にたどる運命はみな悲惨だ。汚染のひどい土地は封鎖され、賠償もなく、見切りをつけた人々は去っていく。頼るつてのない者は、放射能の被害におびえながらも、ここで暮らすしかない。『移送中の事故』を、ここの人間がどれほど信じているだろうか。

 私は本部で極秘裏に保管されていたテープを見た。剃髪の男が演説する側らに銀毛長髪美丈夫がいた。

 『スペースノイドの心からの希求である自治権要求に対し、連邦がその強大な軍事力を行使して、ささやかなるその芽を摘み取ろうとしている意図を、証明するに足る事実を私は存じておる。見よ、これが我々の戦果だ。このガンダムは、核攻撃を目的として開発されたものである。南極条約違反のこの機体が、密かに開発された事実をもってしても、呪わしき連邦の悪意を否定出来得る者がおろうか!』

 ・・・・・・・・・全くだ。





 あいつはね一本気すぎるだけで、いいやつさ。ずっと友人でいたいって思わせるような。・・・・・・・・・だいたいさぁ、こんなことになったのも、あんたらのせいじゃねーの。そっちの都合で檻なんかに入れたり出したり。十月十三日、・・・あの巡りあわせがなけりゃ、普通の人生を歩んでたよ。時々、突拍子もないことをしでかして、びっくりさせてくれるけどな。・・・・・・・・・士官学校の頃、あいつ、ベッドの中でカモの卵を温めて孵したんだぜ。学校の中にでっかい池があってさ、そこにはカモとかアヒルとかいろいろ泳いでたんだけど、ある日、池のほとりで卵を拾ったらしくて。みんながオムレツにでもして食べようぜって言ったら、あいつ怒って・・・。自分が温めるって言い出して。そうは言っても、学生の身だ。いつもいつも温めるってわけにはいかないだろ?・・・結局、体の空いてる者が交代で温めたりして。みんなあいつのこと好きだったんだよ。ヒナが孵ったのは、ちょうどあいつが抱いてた時で・・・・・・・・・、後をついてよちよち歩くんだ。かわいかったなー。

(チャック・キース)






「コウならいませんよ。そう言ったでしょう。」
 もちろん事前調査でその情報は知っていたが、誤っていることもある。出発点が間違っていては、いつまでも正解に到らないことも。私は自分の目と耳で確かめたかったのだ。・・・・・・・・・なるほど。コウ・ウラキが失踪したという情報はどうやら正しいらしい。入れてもらった彼の部屋は、姿が見えなくなった時のままにしてあると言う。親友だというチャック・キース少尉の記憶では、部屋から無くなっているのは衣類ぐらいだと。きっと戻ってきますよ、と確約するのは友情か思いこみか。壁にはポスターの一枚も無い。棚の蔵書は・・・・・・・・・『植物の育て方』…なんだ?罪滅ぼしのつもりか。一般的な兵士の部屋からは外れるな。ピンナップガールも家族の写真も見当たらない。ベッドのシーツは整えてあった。クローゼットの引き出しを開けてみると、配給品の下着が並んでる中に、いくつか持ち出したらしい隙間がある。せいぜい二、三日分だろう。軍服は夏物冬物礼装とも吊るされたままだ。階級章一式も残されている所を見ると、軍とは関係ないところへ逃げた、又は逃げようとしたのか。・・・・・・・・・精神的にも肉体的にも。










 あの人とはね、結局できなかったの。・・・・・・・・・懸命に笑顔を浮かべて再会した日、先のことが見えてたわけじゃなかったけど、失った時間を取り戻すには、前より進むしかないと思った。アルビオンの中ではキス止まりだったから、・・・それ以上ってことね。・・・・・・・・・あの人は、独身用の官舎に入っていたから、週末に私の家に招待したの。夕食を食べに来てって。あの人だってきっとわかってたと思うわ。・・・・・・そうよ。私が誘ったのよ。だってあの人、初めてみたいだったから、リードしてあげなきゃ・・・。ベッドに入ってこれからって時に、・・・あの人は、できなきなかった。・・・・・・・・・だって、あの人、ガトーのことを、崇めまくて偶像化しちゃって神のようにたたえてるんだもの。・・・・・・・・・最低よね。あの人も、・・・私も。

(ニナ・パープルトン)






「大丈夫?」
「え?」
「君、・・・・・・・・・泣いてるから。」
 ニナ・パープルトンの頬を透明な涙が落ちていった。・・・・・・・・・もう話を聞くことはできない。










 うーん・・・。二人の縁りが戻った時、今度こそちゃんとやってけると思ったんだけどね。お似合いだと思ってたし。彼、意外と根性を見せてね。アルビオンにぼろぼろになった1号機で帰ってきて・・・、彼ならどんな機体をまかせてもいい。こっちも命がけで整備してやるよって。パイロットにもほら、いろいろいるから。整備兵を馬鹿にする奴もいるし。もちろん、だからって手を抜くことはないよ、私たちにもプライドがあるからね。けど彼は、それ以上に何かしてあげたいって思えるタイプだったんだ。・・・・・・・・・あんなことさえなければねぇ。

(モーラ・バシット)






 「で、あんた本当は何が聞きたいの?」
 モーラ・バシットがコウ・ウラキと一緒にいたのは、一ヶ月ほどだというが、この分だとかなり気に入ってるようだ。誰と話しても、失踪するような性格パターンに該当しない。基地での情報収集は限界だな。・・・・・・・・・私は、コロニーの落ちた地を近くで見てみることにした。



 あの日から一年近く経つのに復興はまったく行なわれていない。ガイガーカウンターを持参していれば、メーターが振りきれそうな荒涼とした景色。今さら、放射能がどうこうと気にする理由もない。私は立入禁止の札を無視して近寄った。・・・・・・それにしても酷いものだ。枯れ果てた麦を刈り取る人も無く、かつてコロニーの一部であった破片が散乱している。その上、巨大な薬莢まで落ちている。軍にとっては、いい練習場でしかないのか。・・・・・・・・・さて次は、どこへ行こう。こういう時、人はかつて住んでいた場所か、もしくはいっそ見知らぬ土地へと向かうものだが。










 ・・・・・・・・・うぶな子だったわよ。最初、上司に無理矢理連れてこられたんだけど、借りてきた猫みたいでね。おなじ新人でも眼鏡の方は、女の子の肩になれた様子で手を回したりしてたけど。・・・でもこの店では、ぼっちゃんの方がもてたわねー。ほら私たちってすれてるから、穢れない子を汚す喜びっていうのかしら。その反面、いつまでもそのままでいて・・・みたいな気持ちもあって。

(トリントン、バー『キティ』のキティ・ホワイト)






 ジオン残党軍の急襲から一年あまり。トリントン基地は、じき閉鎖されるという噂がある。基地の被害が酷く、元の規模に戻すには多大な費用がかかるせいだというが、それ以上に、核弾頭を隠匿しようとしていた場所であったことが理由らしい。・・・・・・・・・おかしなものだ。そこに核貯蔵庫があろうと、それが奪われようと、すべては人に起因するのだろうに。基地自体に理由を求めるとは・・・・・・・・・。










 そう、突然やってきたんです。あの人の最後に立ち会ったからって。・・・知ってると思うけど、私たちずっと別居状態だったし、死んだと聞かされても、涙も出なかったわ。だって毎日の生活は、何ひとつ変わらないですもの。あの人、私の出した手紙を読んだのかしら。・・・読まなかったのかしら。離婚してなんて書かなければよかった。どうせ死ぬんなら書かなければよかった。なのに私、手紙を送ったことも忘れていた。そしたらあの子が来て、あの人が死んだ時のこと、聞かせてくれたの。・・・・・・・・・私、全部いっぺんに思い出して、泣いたわ。胸を借りてわんわん泣いちゃったわ。後から後からいろんなことを思い出して泣いて泣いて。それこそ子供みたいに。・・・その間、ずっと黙って頭を撫でてくれてたのよね・・・・・・・・・。

(シルビア・バニング)






 それ以上の手掛かりは得られなかった。・・・・・・・・・私は、ナイメーヘンに飛ぶことにした。










 だいたいさー、普段は士官学校生にケンカは売らないんだけど。あいつら、やっぱ鍛え方が違うんだよ。だけどあん時はあいつから肩をぶつけてきたんだし、ぱっと見、強そうに見えないし、これなら勝てると踏んだんだよ。・・・でも全然違ってな。こっちは鼻の骨にヒビを入れられちゃって。あいつは青アザだけ。けど後でちゃんと見舞いにきてくれたんだぜ。お詫びにって階級章もらっちゃったよ。レプリカの。それを見たらなんか許す気になっちゃって。・・・・・・・・・へんな奴だったなー。元気にしてんのかい?・・・あいつは悪いことするような人間じゃないよ。

(元ナイメーヘン工業高校の生徒、ディーター・クルーゲ)






 実家の電気屋を手伝う青年は、人生に退屈しているように見えた。・・・この街でもう一人、会っておくか。











 ・・・どっちかというと目立たない生徒だったよ。なのにみんな、何かしら世話になった憶えがあるっていうか。俺は、十マイル走でどんけつになった時、罰でもう一回走れって言われてさ・・・。十マイルだぜ!十マイル!・・・やってられっかって今なら思うけど、あの頃は必死さ。ヘロヘロになっても終わんなくて、グランドを走り続けてたら、背後から足音が聞こえてきて・・・、あいつも一緒に走ってくれたんだよ。頑張れとかいけとか言葉で励ますんじゃなくて、それがあいつのやり方ってわけ。

(ナイメーヘン士官学校卒業生、キール・ザイラー)






 これでお手上げか。・・・・・・・・・おっと、コウ・ウラキのような性格なら、この女とも連絡を取っている可能性があるな・・・。私はファイルの中の白髪の老婦人の住所を確認した。今度はジュネーブか。










 ・・・・・・・・・ぼっちゃまはね、それは素直な良い子でしたよ。なにせご両親がお忙しい方でしたから、私ども夫婦がほとんど面倒をみたようなものです。・・・・・・いえね、愚痴じゃないんですけどね。台所の大人用の椅子に座ってクッキーとミルクを差し上げるのが楽しかったですわ。一口かじっただけで、ああもにっこりされるとねぇ。これが一昨年のクリスマスに貰ったカード。『長生きしてね。ばあやに僕の子供の面倒を見てもらうんだから。』って。・・・・・・・・・心配してたんですよ。お別れしてからも、毎年カードが届いてたのに、去年は来なかったから・・・・・・・・・。いったいぼっちゃまに何があったんです?教えてくださいな・・・。

(レイチェル・ミラー)






 去年のクリスマスは刑務所に収監されていたからな、とはとても言えない。品の良い婦人に別れを告げて、私は駅へ向った。ヨーロッパ各地へといくつもの路線が走るこの巨大な駅で、頻繁に出入する列車を眺める。頭がこんがらがった時、私は駅を見るのが好きだ。出発する。停車する。行く。戻る。出る。入る。そんな様子を眺めていると、なぜか頭がすっきりしてくるのだ。絡まった糸をほぐして道を見つける。



 ・・・・・・・・・そろそろまとめてみようか。コウ・ウラキという人間にはまったく影の部分が無いように思える。しかしそんな人間がいるはずないし、『最高機密に属する機体の無断使用』、『命令、服務違反』、『反抗行為』、・・・このような罪状を犯す余地をどこかに隠しているはずだ。・・・・・・・・・それとも単に幼いだけだというのか。私は、コウウ・ウラキの経歴書に今一度、目を落とし、・・・・・・・・・月での滞在経験が気になった。



 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・月。人が一人隠れるには充分すぎる大きさだ。










 私を逮捕しにきたの?・・・違う?違うの。・・・そう。私は何も関係ないわ。ただお金をもらって世話をしてただけよ。コウ・ウラキ?・・・・・・・・・そういえば、そんな名前だったわね。いやな男だったわ。不意に現れて・・・・・・・・・、(心を乱していった)、自分の都合だけで、(ひっかきまわしていった)、前向きならなんでも許されるというの?(私は許さない、絶対に)

(ラトーラ・チャプラ)






 口調と裏腹に、女はまるで逮捕されたがってるように見えた。何の罪を犯したつもりなのか。彼女の自己憐憫を満たすのは私の仕事ではない。私はアハナイム・エレクトロニクス社へ向った。










 ニナの彼氏?どっちの?・・・・・・・・・ばか、悪いわよ。さー、あんまり知らないの。だってここでは二日しか一緒にいなかったし。ぼっちゃん風であまりに前の彼と違うから、驚いたなー。でもニナにはイマカレの方があってるって直感で思ったけど、けっこう当たるのよ。これでも。彼のために、船に乗って戦場へ付いていくなんて、ロマンチックーーーと思ったけど・・・・・・、やっぱりニナってただの仕事ばかよね。そうよ、そうよ。思いこみが激しいの。

(アネット、ビビ、キャサリン、デビー、エリス)






 アルビオンのドクターによれば、身体は頑健。精神もなだらか。兵士としては申し分なしか・・・。心理テストも安定している。ほう、好奇心が強すぎる傾向あり。・・・・・・・・・羊の群れに入れておくには、危険かもしれない。他の羊が落ちつかなくなる・・・。














もうコロニーは落ちる。戦えるか。戦いたいのか。

流れた血液の分、冷める身体。心は熱く。

もう一度、剣を交え。

これは欲か。

短期間でこれだけの成長をみせた男と。

命をかけて戦う。

生きてきた証に殺す。

倒す。奪う。叩きのめして、こなごなにして、

価値観を覆し、足をふらつかせ、暗い宇宙に、光る花を、

意識は、飛ぶ。沸騰、する。何度も。やる。最後、になる。

これで、終わる。

終わらせる。

・・・・・・・・・だが、






生きたい。生きたい。生きたい。
















 オーストラリア、トリントン基地、南方百二十キロ地点の海岸線に、コウ・ウラキはいた。でこぼこの岩肌。降りていくのがやっと。波は荒く、沖合いは霧。こんなところで何をしているのか。



 「・・・・・・・・・鯨を待ってるんです。」
 「ここには鯨が来るのか?」
 「どうでしょうね。わからないから待てるんです。」
 「ところで君は、コウ・ウラキじゃないか。」
 「知ってて聞いてるんでしょう?」
 「たぶんな。」
 会話は成立しているのだろうか。彼は私の目を見ようとせず、沖に顔を向けたままだ。まるで一瞬でもそこから目を離すと、そのすきに鯨が現れて消えてしまうのを恐れるかのように。我々はしばらく無言のまま、一緒に海を眺めた。



 「あなたは、嵐にあったことがありますか?」
 夕陽のせいで海岸がオレンジ色に染まる頃、彼が聞いた。

 「ハリケーンなら何度か体験したよ。牛が飛んでいく様には圧倒されたな。」
 「・・・違いますよ。そういうのじゃなくて、本物の嵐のことです。・・・・・・・・・俺はあったんですよ。本当の本物の嵐に。もう二度と経験できないと思う。この先、何十年生きてもね。」
 独白。私に聞かせるわけでなく、夢を告白するような。

 「・・・・・・・・・流木や壊れた家や飛んでいった牛みたいに傷ついているって言いたいんじゃないんです。嵐にあえて、俺は、幸福でした・・・。」
 芸術家肌。ロマンチスト。・・・・・・・・・どちらも違うな。 










 「写真を見てくれないか。」
 私はやっとコウ・ウラキに本題を切り出せた。十センチ四方のカラー写真。中央に写っているのは、銀髪・長身・ハンサムな二十代の男。

 (どくん)
 彼の心拍数が上がった、と見た。・・・・・・・・・人を見るのが私の商売だからな。

 「実際に、この男と顔を合わせたことがある人間として聞きたい。」
 (どくん。)

 「これは、アナベル・ガトーかね。」
 彼は、写真の上にしっかり視線を落として、考える風だった。それから左手に写真を取って、平面のはずの写真の輪郭を、確かめるように右の指先で触った。顔、髪、目、顎、唇、を撫でた。

 「・・・・・・・・・違います。こんなの全然ガトーじゃない。これっぽっちも似ていない。」
 カメラを意識せずにいるところを撮ったような写真。目線も合っていない。右手足に包帯を巻かれ、他は素っ裸。

 「そうか。・・・・・・・・・残念だ。」
 いや、私も、内心は違うと思っていたのだが、何事にも完璧を期すのが主義である。彼の返答を信用できるものとして、私は調査を終えることにした。来た時と逆に岩場を登りながら振り返ると、コウ・ウラキはちっともこちらを見ていなかった。彼はまだ海を見ていた。






 『本物の嵐は、もう絶対やってこないとわかっているのに、生き続けなきゃならないんです。』



 彼はまだ戦っているのだ。幸福そうな顔をして。



 そんな男は放っておくしかない。本部に帰ってレポートを書いたら忘れてしまおう。・・・私は、要らなくなった写真を破った。手を開くと海辺に特有の風に乗り、さーっと散っていった。・・・・・・・・・だが風は本物の嵐には、ほど遠かった。















+ END +










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2003年のオンリーイベント合わせで、こーさんとの合同誌用に書き下ろしたものです。

ちょうど『星の屑月間』中だったので、本編もので考え込んでしまい、
ぜんぜん楽しくないお話になってしまいました。
でも、ガトコウなんです。私の中では。

こーさんちに『ひまわり』がアップされてたので、
うちもあわせてみました。

管理人@がとーらぶ(ネットアップ、2008.02.10)

(初出、2003.10.19)











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