桃太郎
むかしむかしあるところにおじいさんとおばあさんがすんでいました。
あるひのこと、つるっぱげにりっぱなおひげのおじいさんは、やまへしばかりに、
はりせんをてにもったおばあさんは、かわへせんたくにいきました。
『・・・わしの頭は剃っとるだけじゃ。このあごひげとむなげを見ればわかるじゃろう?!!!』
(・・・たしかに、ギャランドゥです、閣下)
『・・・誰がおばあさんだって?!・・・・・・・・・ぶつよ。』
(すみません、シーマ様ぁ)
おばあさんがあいじん・・・もといてしたのこっせるにせんたくをさせていると、
おおきなおおおきなももが、どんぶらこ、どんぶらこと流れてきました。
『・・・いやな予感がするねぇ。』
おばあさんはつめたいかわのなかにはいってももをひろうように、こっせるにめいじました。
りょうていっぱいにかかえられたももは、ほんのりぴんくでおいしそうだったで、
おじいさんにないしょでたべてしまおうと、びーむさーべるをとりだしたら、
こっせるがなかまでとけてしまいますというので、
しかたなくおうちへもってかえりました。
『・・・ちっ。』
しばかりにいったおじいさんがまだかえってなかったので、
ここぞとばかりに、おばあさんがあらためてほうちょうでももをふたつにわると・・・
どうしたことでしょう?!
なかからおとこのこがうまれてきました。
・・・よそうどおり、
ちょっとだけはえたぎんいろのかみがうふってかんじで、
むらさきいろのひとみがいやーんかわいいってかんじの、
かくばずーかよりかくだんとうなもののついたおとこのこでした。
『こんなめにあうなら、はらをきったほうがましでちゅー。』
↑
(と言いたいけどまだ喋れないらしい)
ちょうどそこへもどってきたおじいさんはおどろきましたが、
きらーんとめをひからせました。
おじいさんとおばあさんのあいだにみえないぴきーんがはしりました。
ふたりは、ももからうまれたあかんぼうに、
ももがとう
となづけて、
たいせつにそだてることにしました。
『まさに桃のようなお尻じゃ。・・・先が楽しみじゃわい。』
『・・・どうせなら、大きくなってからいただこうかね。』
(・・・大丈夫か?ももがとう?!)
やがて、おおきくなったももがとうは、
ふときづくとはいごにたっているおじいさんと、
すきあらばふとんにはいってこようとするおばあさんに、
きがきではありません。
このままでは、ていそうのききだとおもい、
うわさにきいたおにをたいじしに、おにがしまへいくことにしました。
『私のことは、死んだと思って、忘れてくれ。』
・・・もちろん、
みつかったらひきとめられるのはわかっていたので、
だまっていえをでました。
ももがとうは、
それはそれはかっこいいおとこにそだっていたので、
おにがしまへいくまでに、たくさんなかまができました。
きんいろのいぬと、
『犬だぁ?・・・まぁガトー専用バター犬もいいか。』
(・・・18禁だけど、おとぎばなしですよ、ケリィさん!)
かっしょくのさると、
『猿ですか?・・・いいんです、少佐のおそばにいられるなら。』
(そうそう、それに似てるしね・・・えーっ?)
こうもりみたいなきじが、
『・・・・・・・・・プピプー。』
↑
(ノイエだしー)
ももたろうのあとをついていきました。
かんなんしんくをのりこえて、やっとたどりついたおにがしま。
ももがとうは、たかなるむねをおさえつつ、のりこんでいきました。
『ももがとう見参!!!』
『あーっ!待ってたんだよ、ガトー!!!』
『・・・・・・・・・?!』
そこにはしろいふくにみをかためたくろかみのしょうねんがいました。
(うら鬼(き)って、ことで・・・・・・・・・汗)
しろむくのようでもうぇでぃんぐどれすのようでもありました。
そのあいらしいすがたに、ももがとうははじめて、
たたかいのまえとはちがうむねのたかなりをおぼえたのです。
『結婚してくれ!』
『はいー。』
『えー?!』
↑
(犬、猿、雉)
・・・こうして、
ももがとうとうらきは、
おにがしまでふたりなかよく、
それはもう、らぶらぶのらぶらぶでくらしましたとさ。
・・・おしまい(笑)。
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管理人はあいかわらず、リハビリ中です。すみません。←?
『ももがとう』のひとことを思いついた瞬間に話が終ってました(笑)。
管理人@がとーらぶ(2001.05.25)
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